■ ID | 290 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 数種の作物の成長に対する高濃度CO2とオゾンの影響 |
■ 著者 | 米倉哲志
埼玉県環境科学国際センター 紀平あずさ パーク大学環境資源研究所 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 埼玉県環境科学国際センター 伊豆田猛 パーク大学環境資源研究所 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第44回大気環境学会年会、平成15年9月24日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、地球規模で年々着実に増加している。さらに、地表面付近のオゾン(O3)濃度も増加傾向にあり、その濃度上昇は現在進行中の気候変動によって促進されると予測される。これらCO2やオゾンの濃度の上昇は植物の成長や生理機能に対して様々な影響を及ぼすと考えられる。そこで本研究では、埼玉県や東京都などの首都圏近郊で多く栽培されている農作物の中よりアブラナ科の4種(コマツナ、チンゲンサイ、ベカナ、ハツカダイコン)のを選び、それらの作物の成長などに対する高濃度CO2とオゾンの影響を調べた。その結果、成長に対するオゾン感受性は作物種によって大きく異なることが明らかになった。また、高濃度CO2条件下で育成した4種の作物における成長に対するオゾン感受性は、コマツナ、チンゲンサイおよびベカナではオゾン感受性が低くなった。一方、ハツカダイコンでは成長に対するオゾン感受性に変化は認められなかった。このことより、葉野菜(コマツナ、チンゲンサイ、ベカナ)と根菜(ハツカダイコン)では、高濃度CO2下でのオゾン感受性の変化に違いが認められることが示唆された。 |
■ キーワード |
| 一覧に戻る |